ACE COMBATのはなし
- エースコンバットというフライトシューティングゲームがある. 少し長くなりそうだったので特設ページを作った.
- 私がこれまでプレイした作品はZERO,3D,7,8の4作品. 04と5はディスク持ってるけどPS2が手元にないのでプレイできない. 悲しいね.
- ACE COMBAT ZERO THE BELKAN WAR
- 話はだいたい知っていたのだが, 8にリマスター版が付属したのでやった.
- ピクシーに脳を焼かれるかと思った. というか焼かれた.
- mission17のトンネル難しくねえか地味に.
- なんとかV2発射装置を壊したところで出てくるモルガンやべぇぇぇぇ!! 脳が一瞬で焼き切れた. 特にV2発射後の一連のやり取り. 中学生あたりでやってたら絶対にヤバかった.
超兵器に乗った相棒とのヘッドオンによる一騎打ち, サビに突入する名曲『ZERO』, C'moooooon!!!!, 分からんか!!これが美だ!!
- 前のミッションをA-10で挑んでたらそのまま続けてモルガン飛んできて「いや流石に無理, ちょっと待ってねピクシー」と言って他の機体に乗り換えて挑んだしょっぱい円卓の鬼神は俺なんだよね.
- エクスキャリバーといいモルガンといい, ベルカ人はレーザー兵器使わないといけない決まりでもあるんですかね. 後世のファルケンもふぎむにもみんなレーザー撃ってくる.
- 人口密集地を無差別空爆←冷静に考えるとヤバい. 焦土作戦として自国領内で7発の核兵器を起爆←冷静に考えなくてもヤバい.
- 1995年のベルカ戦争からストレンジリアル時空で長いこと争いの火種をやることになるベルカ. 2019年の灯台戦争,
それに続くグランダーIGの閉鎖でようやくその立場を降りることができた. 良かったね. もっともその10年後にはベルカより数段上の混乱の元がユージアに攻め込んでくるが.
- ACE COMBAT 3D CROSS RUMBLE
- もうプレイしたのはずいぶん昔, 小学生の頃になる. 最初にプレイしたのがこれである. モノとしては2のリメイクで, 骨格は2だがZEROみたいにエース部隊がたくさん出てくる.
- 『ACE COMBAT 3D CROSS RUMBLE』なんて名前だったからプレイ当時はそもそもシリーズものであることすら知らなかった. 大きくなってSteam見たら7があって, アレってシリーズものの1作だったんだと知って戻ってきたのである.
- 挙げている他の作品に比べると難易度はかなり低い. 入口としてぴったりである.
- 2との差異は複数のエース部隊の登場, ストレンジリアル世界との整合性の調整などである.
- エース部隊はどれも印象が強い. 開幕ヘッドオンで落とされるランサー隊, ZEROとの関わりが示唆されるビースト隊, 名BGMをバックに戦うコクーン隊, そして最強のアルビレオ隊.
- フェニックス(主人公)のことを「鬼」に例えるベルカ人パイロット, 「北の童話」についての会話, 「若いエース候補」について話すエルジア人パイロット, 過去作ネタがあちこちに散りばめられている.
なお『3D』の時系列はベルカ戦争より後, ユリシーズの落着前である. 90年代後半と推測される. ユージア大陸はユリシーズ落着前からこんなに揉めているのか...(困惑).
なお今回の紛争はストレンジリアル2大火種であるベルカとユリシーズが両方とも大きくは関わらない紛争である(
諸悪の根源オーシアがユージアに要らんちょっかいをかけたため勃発).
- ただし全く関わらないわけではなく, 途中何度もちょっかいをかけてくるZ.O.E.はグランダーIGが開発しているUAV用のAIであり, こいつとの決着は20年以上先の灯台戦争まで持ち越されることになる.
またオーシアがちょっかいをかけたのもユリシーズ落着に向けて結束し始めたユージアに危機感を持ったからであり, フェニックスが雇われている「同盟軍」は後のISAF, そしてIUN-PKFの母体となっているはずである.
- XFA-27をひたすら乗り回していた. 実はナンバリングタイトルだと2と7(しかも7ではDLC)にしか出ていない, シリーズでは影の薄い機体だと知って驚いた.
- AWACSのオルセンも結構ベルカっぽい名前だと思うのだが, 彼もベルカ空軍の関係者だったのだろうか?
- クーデター軍の暫定首都が置かれたセントアークは, 後のソトア・ユージア戦争終盤の激戦地となるエキスポシティの港であり,
またフェニックスが突っ込む地熱発電ターンテーブルは, 同じくソトア・ユージア戦争でソトア軍最後の拠点が置かれたロッキーアイランドの地熱発電所である. このときも必須ではないが中に突っ込むことができて, 特別なセリフがあったりする.
3Dの要素も結構回収されるのである.
- ここまで読んだな? よし, Uターンだ!
- ACE COMBAT 7 SKIES UNKNOWN
- 小学生か中学生の時に3DSのエースコンバット(2のリメイク)やって以来久々のエースコンバット.
- 不満点もあるっちゃあるけど楽しめた. 「面白い」というよりは「楽しい」という感じ.
- シリーズ初心者向けではない. 難易度は高めだと思う.
- 良かった点
-
- DLCだけど3DSで使ってたADF-01とかXFA-27がまた使えてウレシイ...ウレシイ...
- テーマがわかりやすく, ストーリーもまとまっていた. カウントがマジで良い味を出している.
- グラフィックがビビるくらい綺麗. 雲の中入るとミサイルを躱しやすくなったりとかリアルタイムの演算がすごい.
以下ネタバレ含
- mission19,20の演出が神. 「魔法じゃねぇ, 詐欺さ」はもちろん, mission20出撃時に"THE SKY IS CONNECTED"と出てNATIONに三本線が引かれるシーンは鳥肌ヤバかった.
ふぎむにもノイズに混ざって"come on, destroy me!"と言っている(らしい, 私は"destroy me"しか聞き取れなかったが). とにかくいろいろなシーンが洒落ている.
- カウントの成長も良い. ファーバンティでサイクロプス1が撃墜されたあと指揮を受け継ぐのマジかっこいい. まさか懲罰部隊のネームドで(トリガー除き)最後まで生き残るのがカウントだとは思わなかった.
でも最後の戦いはタブロイドに見届けてほしかったナァ...
- かなり満足感のあるDLCミッション. 変な例えだけど本編が仮面ライダーWだとしたら運命のガイアメモリくらいの濃さがある. ミミック隊もまぁまぁ濃かったのにトーレスが全部持っていった.
- 不満点
- 色んなところで言われているがミニゲームみたいなミッションが多い. もっと戦闘機同士の空対空ドッグファイトをがっつりやりたかった.
- 空対地・空対空を織り交ぜたミッションがほとんどで, A-10のような対地専用攻撃機の出番がほとんどなかった.
具体的には「敵の地上設備を叩いていると戦闘機集団が乱入してきて乱戦になる」みたいなミッションが非常に多く, やはりA-10でF-22とかの集団に食らいつくのはなかなか厳しい...
逆にマルチロール機が馬車馬のように働かされていた. てかA-10の機銃ナーフ入った?
- さっきも言った通り難易度考えるとエースコンバットシリーズ初心者に勧められる作品ではない. ちょっと慣れている人向け. チュートリアルのmission1から特殊兵装とかハイGターンが使える前提で話進む.
Steamで本格的に発売した最初の作品なんだから初心者の流入は想定すべきなのにあまりにも不親切な点が多い. 8で改善されるだろうか?
以下ネタバレ含
- 懲罰部隊以外のキャラが薄すぎる. お金稼ぎのために5周くらいキャンペーンクリアしたのにロングレンジ部隊はカウント除くとフーシェンしか覚えてない.
メイジ隊, ゴーレム隊に至ってはなんか途中で
雑魚狩りおじいさんミハイに撃墜されたブラウニーしか覚えてない.
そんで正規部隊の方々がとにかく影薄いせいでスペア隊の面々に一番愛着が湧く. ファーバンティまではスペア隊で行きたかった.
- ミハイの敵エース感が薄すぎる. 毎回出てきて雑魚狩りして撤退するのはエルジア空軍エースの器じゃないのよ. そんでなんか中途半端なところで墜とされる.
シラージ城がミハイにとって聖地だというのはわかるけど, トリガーにとってはあくまでぽっと出の場所, そこで急に出てきて墜とされてもえーって感じ.
せめてファーバンティでSu-30を墜とされてシラージ城でワイバーン乗って復活, じゃ駄目だったのか. そのせいでサイクロプス1が犬死だったのは俺も悔しかった. 名前覚えてないけど.
- 機体ツリーシステムが難しい. というのも終盤のミッションになると敵はガンガンF-22やらSu-57みたいな最新鋭ステルス戦闘機をかっ飛ばしてくるが,
1周目はかなり計画的にツリーを育てないと一つも最新鋭戦闘機に手が届かない. いや格上相手でも戦えないことはないが苦戦は避けられない.
- 僚機が頼りなさすぎる. お前ら仕事してよ. 一緒に戦う仲間じゃないか. 名前覚えてないけど.
- DLC機は基本的にクソ強い. 自信があれば1周目は縛りで禁止して2周目以降の高スコア回収・ネームド撃破で使うのがよさそう.
- DLCミッションはかなり難しい. 分からんか!?100万人だぞ!!
以下ネタバレ含
- 懲罰部隊の基地では廃棄されたスクラップ戦闘機をなんとか飛べる状態にして飛ばしているらしい. キャンペーン2周目以降でDLCも買い揃えていると,
- X-02S Strike Wyvern
- ADF-01 FALKEN
- ADFX-01 Morgan
- ADF-11F Raven
- XFA-27
- CFA-44 Nosferatu
- ASF-X 震電II
- Darkstar
が廃棄されている状況が発生する. オーシア軍精鋭がF-15とかで頑張ってるのに懲罰部隊兵がこんなゴーセイに飛んで良いのか?
とにかく, 今までの架空機勢揃いでプレイ中は本当に楽しい作品だった.
- ACE COMBAT 8 WINGS OF THEVE
- 神ゲー来ましたねぇ!!
- ばんなむははやくさんとらさんとでぃーえるしーさんをだしてね!すぐでいいよ!
- プロジェクトエイセス大丈夫か?なんかもう出し切ってないか?これを最終作にするレベルの気合で作ってないか?
- ただ全体的に(難しい難しいと言われていた)7より難易度高くね?初心者兄貴姉貴は無理だろこれみたいなミッションもポツポツ.
- 以下ネタバレ含む感想, 評価点と不満点. ネタバレ高速接近!未プレイ兄貴姉貴はブレイク!ブレイク!
ネタバレ含
- 評価点
- まずグラフィックが相当綺麗. 7の時点でもう実写じゃんと思っていたが改めて「もう実写じゃん...」
- 頼りになる仲間. 7の仲間って基本的にマジで頼りなくて, ずっと一人で戦わされてる感覚があったんだけど, 今作では本当に心強い. 何度も助けられた.
- 自分が引っ張ってるというエース感. 7でよく言われていたのは(私はそこまで感じていなかったが), 末端の兵士や隠密部隊にいる期間が長く,
自分の作戦が戦争全体でどのような役割を果たしているのか分かりづらいためエース感が味わえない, というものだった. 今回は目立つ作戦への参加が多かったため存分にエース感があった.
- うまいぞEverflow流すタイミング(空気). というか全体的にBGMの使い方がうますぎる. 7のmission19で味をしめたな? もっと味をしめろ.
- 機銃がかなり強いのでガンキルを狙っていける.
- 04そっくりのミッション, 永瀬ケイ, コゼット"元"王女といい, ファンサービスがたくさんあって楽しい. M28もほぼまんま6のM12のオマージュである.
- 不満点
- 機体数少なすぎる. おそらくDLCによる追加を見越してのことなのだろうが, ここまで露骨にDLC商法狙ってるとどうにも...
Xの10年後でシリーズ全体では3除くと時系列的に最後になるのだから, 今までの全機体集結くらいの気分で良いはずなんだが...
- 7と比べると平均の難易度はやや下がっている気がするが, 一部のミッションが調整間違ってないかというレベルで極端に難しい. M14,15,28など. いや難しいってのはてめえ様の腕の問題じゃないかスギ?と言われればそのとおりなのだが,
初心者兄貴姉貴は無理だろこれ. 多少慣れてる私でもM14は誇張抜きで50回くらい死んだ.
- 特にM28は泣かせにくる展開だけにもったいない. なあ影22, その無限フレア, やめてもらうことできるか. 私は早々に味噌での撃墜を諦めてガンキル狙いに切り替えたが,
SAAMが安定するらしい. 持っているならモルガン+MPBMという手も通用するようだ.
- X-40が割とまんまレーベンすぎてラスボス機の割にデザインの新規性がない. 初登場時お前生きとったんかワレと思ったし, 最初撃墜した後ウィングユニット脱落したときやっぱりな♂と思った.
エスコンの架空新型機はApple信者にとっての新型iPhoneくらい楽しみなものなので, もっと尖ってほしかったなと. いやそれでも脳を焼くレベルでかっこいいけどね白いレーベン.
- その他感想など
- ベルカが可愛く見える清々しいまでの戦争犯罪, 俺じゃなくても見逃さないね.
- 結局月11が最後何がしたかったのか. 仮に槍をエンソ特区から逸らさせたとて, 放射性降下物で街が覆われた程度でエンソが証拠隠滅を諦めるわけがないというのはちょっと考えればわかりそうなことである.
誰も入れなくなった街に爆撃ドローンが飛んできて証拠隠滅されて終わりだろう. 本当に証拠保全をするのなら槍はすべて海中に誘導, 適宜FCU側に援護を求めながら証拠の回収が終わるまで特区をエンソ側の攻撃から防衛するのが最善手である.
私の仮説としては, 証拠保全は建前であり, 彼女もまたシーヴの翼と飛びたかったのだろうと考えている. こうでもしないと「翼」はやってこない.
- 「シーヴの翼」には実はモデルがある. 現在継続中のウクライナ紛争におけるキーウの幽霊である.
こちらは結局プロパガンダで, 実在する特定のパイロットではなかったのだが, 開戦直後の劣勢においてウクライナ側の士気を高めるのには大いに役立ったようである.
「キーウ」と「シーヴ」の類似性といい, 今作はウクライナ紛争に大きな衝撃を受けたエイセススタッフの心境が映し出されているのがわかる.
ええっ!?ウクライナ紛争が暗にモデルになってる作品なのにミコヤンやスホーイに機体のライセンス取りに行ったんですか!?
- 「伝統文化の乗っ取り・恣意的解釈」が今作の一つのテーマだと思う. ソトア軍はイデオロギーとして, 自らが「遊牧民族」であることを掲げた. しかし,
そのイデオロギーを広めた中心人物である月11こと
ソトアニアンデスヒマリテュイは, コープによると遊牧に縁のないお嬢様であり, その文化についてもよく知らないようである.
そんな彼女が「遊牧民族」の文化や思想を都合よく歪めた結果が, ソトア軍による「遊牧無罪」を大義名分とした蛮行なのだろう.
- このような「文化の恣意的解釈」は歴史上広く行われてきたことである. イタリアのファシスト党は古代ローマにあやかり, ナチス・ドイツもゲルマン神話や「アーリア人」の用語を,
民族共同体および戦争の正当化のレトリックとして使用した. 日帝もまた, 本来は全く違う意味である「八紘一宇」を恣意的に解釈し, 戦争正当化に用いた.
そしてこのような手法は今でも盛んに行われている. 日本国内も例外ではない. 自らを伝統主義者だと自称し, そのくせ本分から立ち返ってみると全く頓珍漢なことを行っている,
伝統を自己正当化の手段としか考えていない勢力が存在する. しかもそのような勢力に対する支持は年々大きなものとなっている.
私は今作を, そのような国内の潮流に対するエイセスからの警告と受け取った.
- さて, 書きたいことは一通り書いたので, 残りはDLCに期待である. エイセス, 信じてるからな. DLCはSteamでパックとして売ってくれよ,
間違ってもACECOMBAT ONLINEだけで売るんじゃないぞ. ONLINEがサ終した時点でダウンロード不可とかなったらいくらゲーム内容よくても低評価つけるからな.
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