VPNとかのはなし
昨今, 自由主義を掲げていた諸国においても, 強権的な性格を持った政権が誕生しつつあります.
本来であれば我々はこのような動きには与せず, 諸国民の権利としての自由を堅持する政治参画を考えるべきでありますが,
やはりそれでも世の中とはままならないもので, 日本にも徐々にその波は迫りつつあるのを肌で感じます.
ポエムを詠んでしまいましたが, ここでは検閲をなんとかして潜り抜ける方策のメモを書いておきます.
この情報は一切の犯罪を教唆するものではありません.
- Tor
- 検閲をすり抜けるといえばTorが有名だと思います.
- しかし昨今では必ずしも安全ではないという声もあり, Torを用いた書き込みによる逮捕例も出ています.
- Torの難点として, 初心者には設定が難しいというのがあります.
- 例えばTorネットワークに接続するためにはブリッジと呼ばれるリレーに接続することが推奨されますが,
これは少し構成をいじる必要があり, 初心者には難しいかもしれません.
- 十分な知識を持って使えば強力ですが, 知識がないとかえって危険にさらされることになりえます.
- VPN
- 初心者におすすめなのはVPNの利用です. ただしVPNの選び方は慎重を期する必要があります.
- まず無料のVPNは危険です. ほぼ確実にログをとっています. ノーログを公言しているものを選びましょう.
- 私の周りで利用者が多いノーログVPNはNordVPN, Mullvadあたりです. 私はMullvadを使っています.
- NordVPNは1TBのE2Eドライブがついてお得ですが, 警察に情報を開示したケースがあるという話があります.
- MullvadはNordVPNより若干割高ですが, より安全性は高いと思います. Debianのパッケージも提供されています.
- VPNに関するおすすめの情報源としては恒心教wikiがあります. おそらくVPN,Torについて日本で最も詳しくまとめた情報源だと思います.
- ストレージ
- 通信を秘匿するのは大事ですが, それにプラスして情報を保全する必要があったりもします.
- 身もふたもないことを言いますが, 見られたら困るような情報は外部のストレージに保管しないのがベストです.
- どうしてもストレージサービスを利用する必要がある場合は, まずファイル自体を暗号化・分割し, そのうえでE2E・無検閲のサービスを利用することがマストになります.
- 当然ですがGoogleDrive, OneDrive, Dropboxなどは使ってはいけません. ファイルの検閲を行っているためです. 特に著作権に引っかかるファイルには厳しいことが知られています.
- 私の周りでは先ほど述べたNordVPNが提供しているNordLockerや, スイスの企業が提供しているproton driveなどを使っている人が多いですが, セキュリティの度合いについては正直なところ未知数です.
- 繰り返しになりますが, 何らかの事情がない限りはオンラインにやましいファイルを置くのは非推奨です.
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